SBI FXその4 ユニークなレート4ケタ表示


前回までに、SBI FXが業界最狭のスプレッドを提示していると述べました。

スプレッドの狭さで競っている会社の多くはドル円の0.3銭をギリギリの線にしているようで、各社横並びに0.3銭が提示されています。

しかし、SBI FXはそれをさらに狭くした0.27銭です。さすがに0.2銭ともなると赤字になってしまうのでしょう、0.03銭狭くして差別化を図っています。

こんなことが可能になったのは、SBI FXが小数点以下4桁のレートを表示をしているからです。他社のレート表示は小数点以下3桁が普通なので、それをさらに1桁増やすことで最狭のスプレッドを実現しました。
小数点以下4桁のレート変動は、0.1pipsに相当します。理論的には0.1pips単位での利益を追うことも可能なので、このことは意外な武器になるかも知れません。

さすがに取引通貨を大きくしないと0.1pips単位のトレードで利益を出すのは難しいですが、提示されているスプレッドが小さいので、デイトレードなど短期売買に適しています。

ただし、超短期売買であるスキャルピングやそれよりも進化した超高速売買などには、若干の問題もあるようです。これについては、次回に詳しく解説したいと思います。

業界最狭のスプレッドと、0.1pips単位のレート表示は今後のトレンドとしてさらにFX取引会社同士の競争を加速させるかも知れません。