トルコリラ暴落 相場の変動要因3 為替と政策金利とインフレ率の関係その2

インフレが起こると予想されると、自己実現的にインフレが起こるケースがあります。こうなる要因としては、インフレになると予想すると、物価が上がる前に早く物を買っておこうという傾向が起こりやすくなります。

そうなると、物の需要が増え、さらに物価が高くなります。すると、さらにインフレになると予想するという状態になっていきます。これをインフレスパイラルと呼びます。

このインフレスパイラルを抑止するためには、市場に「インフレが起こりそうだ」という予想をさせないことが重要になります。その投資家達のインフレ予想を消すためには、金利を上げてインフレを止めるという姿勢を見せることがまず重要になると考えられます。

しかし今回の政策金利発表では、金利上げ据え置きとなりました。そのため、インフレ上昇傾向を抑止して、実質金利が下がるのを止めるという市場の期待に応えられず、トルコリラの下落に拍車をかける要因となったと考えられます。