マーチンゲール法は果たして通用するか?その1

前回までFXは勝率2分の1の丁半ばくちのようなものであるという噂話を検証してきました。

勝率2分の1というのは数字のマジックのようなものだと述べましたが、相場が上か下かどちらかにしか行かないのは事実なので、単純にそれを勝敗とすると、ギャンブルの世界にある「あの法則」が使えるのでは?と思う人が出てきます。その法則とは、マーチンゲールの法則です。

マーチンゲールの法則とは、丁半ばくちのように2分の1で勝ち負けがあるものに対して結果が負けだった場合に次は倍のお金を賭け、それを当たるまで繰り返すというものです。

例えば丁半ばくちで丁に賭け続けていれば、半ばかり出ていた場であってもいつか丁が出るだろうということが予測できます。毎回賭け金を倍々に殖やしていくのでアッと言う間に賭け金がとんでもない金額になるのがネックですが、「いつか当たる」ことが保証されているユニークな戦術です。

これをFXに当てはめてみると、どうなるでしょうか。

FXは相場が上と下のどちらかに動くマネーゲームです。チャートとファンダメンタルズを分析して相場観を立てるのが本来のあるべき姿ですが、ここでは敢えてマーチンゲールの法則を機械的に適用するシステムトレードを考えてみましょう。

仮に上しかないと決めつけて買いポジションを建てるも、相場が下落をしてしまった場合はすぐに損切り。小さい値幅で設定をするのが結果も早く出やすいので、次は最初の倍の金額を投じて買いポジションを建てます。それがまたもや外れだった場合は前回の倍を投じます。ここで注意したいのは、3回目だから初回の3倍ではなく、4倍の金額を投じることです。なぜなら、2回は2倍、3回目は2回目の倍なので4倍の投資金がないと最初の分まで負けを取り返すことができないからです。

純粋に確率論だと2分の1で相場が上昇すると見込めるので、どんなに長くても3回目か4回目あたりで利益を出すことができるという理論になり、マーチンゲールの法則がFXにも有効であるという結論に至りました。

しかし、これだけで決めつけてしまうのは早計です。