8割が負け組説の真相その2

相場は上と下のどちらかにしか動きません。これを丁半ばくちに例えると、実にシンプルです。上だと思えば買い、下だと思えば売りからエントリーをして、外為のことをほとんど知らなくても2分の1で勝ち負けが決まります。2分の1で勝てるギャンブルだと思うと勝てそうな気がするので、バイナリーオプションが人気なのも納得できます。

しかし、実は勝率2分の1というロジックはまやかしです。なぜなら、勝ち負けを決めるのは相場の上か下かという2つの価格変動ですが、どこまで上がるのか、どこまで下がるのかという点が考慮されていません。利益を出すためにはどれだけの価格変動が必要なのかを考えると、そこに到達していない値動きは仮に方向が当たっていたとしても負けが濃厚です。

しかも、一時的には思惑通りの方向に進んだとしてもその後反転して損益分岐点よりも反対方向に進んでしまう場合もあります。この場合は相場の時間軸が考慮されておらず、「プラスになった瞬間に利食い」という方針にしていれば勝率2分の1になりますが、これだと利幅が少ないので一度の失敗で積み上げた利益が吹き飛んでしまうかも知れません。

ここまではFXの勝率が2分の1であるというロジックについての謎解きをしました。

2分の1ということではないものの、もっと低いのか高いのかはFXに対する理解を戦略次第ということです。勝っているのは2割の人という噂がまかり通っていますが、その2割の人たちは運ではなく知識と技術によって勝ち続けているのです。

その意味では、FXがギャンブルであるという見方はやはり間違っていると思います。バイナリーオプションですら運で相場展開を予想するわけではないのですから、FXは緻密なチャート分析と相場の方向性を分析した上での投資です。

8割の人が負けているというデータはそれほど意外なものではありませんが、おそらくこの8割の人たちの中にはFXを運で予想してしまっている人が相当数いると思います。8割の人が負けているというのを噂話ではなく、そこにある現実である認識して相場に取り組む必要があると思います。