FXコラム 原油安が続くと為替はどうなる?
世界的な原油安が止まりません。石油なんて埋蔵量に限りがある資源なのだから、いつかは不足する時が来るので価格が下落するというのが考えられない・・・と言われていたのはつい最近までのことです。
しかし、石油の埋蔵量に限りがあるのと同じように、人間が使う需要量にも限りがあります。どんなに石油が足りないという事態になっても石油を使わないようになっていれば、やはり石油の価格はさがります。
以前と比べると省エネ化が進んで、太陽光発電などの環境エネルギーも世界的に普及した現在、前までのように産油国が大きな顔を出来る時代ではなくなってきているのです。
そこに来て産油国同士の足並みが揃わず、減産が一枚岩で実践できない状況なので、世界的に石油がだぶついて価格が下落しています。
こうした資源価格が下落すると、日本にとっては有利な状況なので円高要因です。しかも資源国通貨が下落するということは豪ドル円や南アランド円など対円通貨ペアで相対的に円が買われることになり、やはり円高要因です。
世界最大の資源消費国である中国の経済が失速してきていることを考えると今後も資源需要の低迷が予想され、ドル高、円高、資源国通貨安という展開はなかなか構図が変わらないでしょう。
しかし、石油の埋蔵量に限りがあるのと同じように、人間が使う需要量にも限りがあります。どんなに石油が足りないという事態になっても石油を使わないようになっていれば、やはり石油の価格はさがります。
以前と比べると省エネ化が進んで、太陽光発電などの環境エネルギーも世界的に普及した現在、前までのように産油国が大きな顔を出来る時代ではなくなってきているのです。
そこに来て産油国同士の足並みが揃わず、減産が一枚岩で実践できない状況なので、世界的に石油がだぶついて価格が下落しています。
こうした資源価格が下落すると、日本にとっては有利な状況なので円高要因です。しかも資源国通貨が下落するということは豪ドル円や南アランド円など対円通貨ペアで相対的に円が買われることになり、やはり円高要因です。
世界最大の資源消費国である中国の経済が失速してきていることを考えると今後も資源需要の低迷が予想され、ドル高、円高、資源国通貨安という展開はなかなか構図が変わらないでしょう。
2018年05月10日